徳川家康は家臣をとても大事にする武将として有名でしたが、逸話としてあまりにも有名なのが、茶碗などの品を自慢された時に、田舎者だから披露するものは一切持ち合わせていないが、自分のためならどんなところでも飛び込んでいくことを厭わない家臣が500騎いるというエピソードです。家臣を大事にした徳川家康らしいエピソードとして語り継がれています。
徳川家康の伝説で有名なのが、伊賀越えです。本能寺の変が起こり、敵や落ち武者狩りの勢力を回避すべく、堺見物の後に滞在した河内国からわずかな家臣だけを連れて伊賀の険しい山道を越え、海路で三河国に逃げ帰るというものです。その後、行く先々で金銭を渡し、未然にトラブルを避け、船を手配した商人には、1600年以降日本中どこでも航海できるように許可を出すなど、様々な伝説が残されています。この時に徳川家康に同行した家臣の多くは後の関が原の戦いなどで大活躍をし、天下統一、そして300年近く続く江戸時代に大きく貢献することになりました。
家臣を大切にする、そして気を配り、自分のために尽くしてくれた家臣には恩義を忘れず、最大級の評価をした徳川家康の伝説や逸話は、家臣の手によって語られて、各地にその言い伝えが残されています。